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夫のちんぽが入らない

発売前にネットでレビューを読んで気になって購入。

タイトルはアレだけど、内容は結構純文学。

でもHな記述もあるし、芥川賞っていうのは無いか。

でも本を読んで泣いたのは久しぶり(1年以上ぶり)だな。

 

何について私は泣いたのか・・・

いろいろあり過ぎて。

主人公と自分が重なる点が多くて、

自分のことが書かれているような気分になる。

でもきっと、地方出身の女子が大学に進学とともに一人暮らしをする・・・

というのはよくある話だろうし、私だけが当てはまるわけではないはずで。

地元の閉そく感、新しい土地(大学)での新しい生活、

新しい出会い。

懐かしくもちょっと苦しくも、ああやられるなーと。

地元の閉そく感は、桜木紫乃の作品を思い出させる。

「蛇行する月」とか特にね。

エッセイでいうと大野更紗の「1984フクシマに生まれて」とかも

地元の閉そく感とか語ってたね。

 

本のネタバレになるが、自分と本当によく重なる内容で。

私も夫とは大学で出会ったし、

教員にはならなかったけど、学生時代は教員になるか迷った時期もあり

大学時代、母校で夏休みの講習を手伝ったりした際の

疑似教員体験を思い出したり

(案外教育実習は大した思い出になってない)

就職していろいろうまくいかなくなって会社辞めてしまったり

精神科のお世話になったり・・・

自己免疫系の病気は(疑い)レベルまで進んだものの足踏みで。

すっかり今は精神科とは離れたけど、結構こじらせて大変だったなとか。

そういえば私が体調崩す前に、夫の方が心療内科のお世話になったんだなとか

(こっちもだいぶ前に卒業してるけど)

 

精神的などん底、私も知っちゃってるんだった、なんて。

通院だけではどうにもならず、複数回入院も経験したし

救急外来で胃洗浄と活性炭のお世話になったこともある。

(超絶恥ずかしい過去)

そんなひどい過去の自分を久しぶりに思い出して

苦しくなる。

 

あの時こうしてたら・・・

なんて、わかりやすいもう一つの選ばなかった選択を見つけることなんて

できないくらい私がこじらせた原因は複雑すぎて

やっぱりしょうがなかったよなと今では思う。

だから多分、この本の主人公(こだまさん)も

やっぱりこうなる運命だったんだろうなと(残酷だけど)そう思う。

 

ラスト一文、すごくよかった。

子を産み、育てることはきっと素晴らしいことなのでしょう。

経験した人たちが口をそろえて言うのだから、たぶんそうに違いありません。

でも、私は目の前の人がさんざん考え、悩みぬいた末に出した決断を、

そう生きようとした決意を、それは違うよなんて軽々しく言いたくはないのです。

人に見せていない部分の育ちや背景全部ひっくるめて、その人の現在があるのだから。

それがわかっただけでも、私はいきてきた意味があったと思うのです。

 

感想のごく一部しかまだまとめられない。

時間をかけてもうちょっとまとめられたらなぁと思う。

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