続 教養

今年のテーマは教養ということで、引き続き教養ネタを。

実はちゃんと見たことなかった「攻殻機動隊」をいくつかみた。

wowowで一連の放送していたので教養だろうと。

 

私も夫も攻殻機動隊世代だと思う。

が、私はちゃんと見たことなかった。

なんとなーくの常識として

草薙素子」「バトー」くらいはしってたけど、

時代設定も、彼らが人間なのかそうでない何かなのかも

実はわかってなかったことを知る。

 

世代ドンピシャな夫(彼はかなり攻殻機動隊好きだと思われる)

に録画した番組を横で解説をしてもらいながら見る

という贅沢なひと時。

この方式、ターミネータースターウォーズでもやったのだけど

結構いい。

人によってはうるさいとか映画に集中できなくて嫌とか

あるかもしれないけど。

 

GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」は95年なのね。

大学生だったなぁ。

夫をみていて、10代後半の多感な時期にこういうアニメをみるのは

教養としていいんじゃないかと思う。

(バトーの素子に対するプラトニックな感情表現とか)

高校の国語で夏目漱石「こころ」を必ず読むのに近いのかも・・・

なんてふと思った。

 

 

ちなみにそれら以外にも映画はみてるのだけど

あまりよいものには出会わず。

あ、「幸せなひとりぼっち」はよかった。

hitori-movie.com

 

劇中、主人公の頑固じいさんが隣人の女性(中東出身)

に車の運転を教えてあげるシーンがあって、

その時のセリフが秀逸。

 

MT車を運転練習中の女性。

となりには偏屈じじい(主人公)が座っている。

練習中、車は路上(横断歩道前で停止後)でエンストしてしまう。

後ろにいる車にクラクションを鳴らされて慌てて

自信をなくす女性。

そんな彼女に対してじじい(主人公)が

「あんたは子どもが二人いて、さらにもう一人産もうとしている。

祖国では大変怖い思いもしてきただろう。

そんな大変なことを切り抜けてこられたんだから

車の運転くらいなんてことない、大丈夫だ」と。

(かなりざっくり意訳)

 

もうね、涙が出たよ。

私も時々思う。

なにか大変そうなこと、慣れないなにかに立ち向かうとき

過去の大変だったことを思い浮かべる。

最近はこの映画の影響もあって、運転するとき

(駐車場に上手く入れられるかな?とか右折怖いとか

車線変更できるかなとか)ほんの一瞬思う。

 

不妊治療で無麻酔で採卵したときの怖さ痛さ。

よーく考えると、麻酔もせずに卵巣に針さすってすごいよね。

卵の位置によってはおなかの上(卵巣あたり)に看護師さんが

かなりの力をかけて手で押して採卵(針で刺す)したり。

私は卵の位置が深いことが多くて

おなか押されること多かったよなとか。

 

押される痛みと刺される痛みのダブルでマジ涙が出た。

あまり痛がると「じゃあやめましょうか」と

冷静に告げる医者。

「ああ、これって自由診療なんだよな」と思う一瞬。

(やらなくても何ら健康に問題がないという意味で)

 

あれできたら、ちょっとのことは平気。

ほかにも色々超えてきたものはあるはずなのに

最近は無麻酔採卵のことばかり浮かぶ。

まだまだ笑い話になるには時間が必要ということなんだろう。