どこにでも神経ふとめな人はいるわけで

パート先ではあまり雑談タイムもなく

黙々と仕事をこなしているのだけど、

覚悟はしていたものの、とうとう禁断の質問

「子どもは出来なかったの?つくらなかったの?」

が突然やってきた。

 

いやあ、いるのね、面と向かって聞く人って。

びっくりと、まじか(笑)と、

まあそうよねと、これまでずっと我慢していたのか?とか

いろんな気持ちがよぎる。

 

この質問は仕事始めたらすぐ聞かれることを予想していたのに

今の時代、そうナイーブな言葉を発する人は意外と多くなかったのか

仕事を始めて1か月以上たつまで言われなかったのです。

 

当初、いつかは聞かれるんじゃないかと思っていたので

ぼんやり逃げる(ええ、とか、まあとか、ふんわりと)

か、正面から受けて立つのか考えていた。

でも結局どうこたえるのが、所詮パート同士の人間関係では

無難なのかがよくわからなくて。

実際働き始めると、お互いのプライベートを話す機会はないし、

デスクワークでもないから仕事をしながらおしゃべりをする

という環境でもなく、心配は杞憂に終わったと思っていた。

 

で、いきなり勤務終わりのロッカー室でおばちゃんに

「子どもできなかったの?つくらなかったの?」

を聞かれた。

 

すっかり油断していた私はおもわず

本当のことをするりとしゃべってしまった。

あーあ。

ミステリアスな40代女性路線はもう無理か(笑)。

 

私の年齢だと小中学生の子どもがいることが多いので、

「数年前に病気(または事故)で子どもを亡くしたんです」

とかそういうストーリーもいいかなぁ

なんて妄想していたんだけど。

(そうしたら二度と子どもの話を振られなくて楽かな?とか)

さすがに悪趣味だな、とは思ってやってないが。

 

子どもがいて、さらに孫もいるくらいのパートのおばさんたち。

そういう人に限って私の事情を話すと

「子どもだけが幸せじゃないもんね」

「夫婦二人で旅行とかできていいでしょ」

というパターン。

これは以前にもご近所で味わったものと全く同じで

どこかで定型文を公開しているのか?と思ってしまうくらい。

どうせ話を広げられないんだし、聞いてどうしたかったのか謎。

 

一人のおばさんに私の子ども事情が伝わったので

そのうち職場のパートさん全員に拡散するんだろうな。

どういう順番で伝播するのか楽しみだわ、と企むあたり私も悪い奴。