すっかり犬の母となった私

犬がきてかれこれ4か月、すっかり私は犬のおかーさんになった。

産んでないけど、産まれたてを見たわけでもないけど

それでも人間というのは犬に対して愛情を抱くわけで

しっかり愛情ホルモン「オキシトシン」を分泌され(byNHK)て

毎日世話している私を

夫は「人間ってすごいなー、種の垣根を越えて愛は生まれるんだ」と笑う。

 

そんな彼も十分おとーさんになっていて

休日天気が良いと車で広い公園へ出かけるのが恒例になっている。

 

犬連れ社交デビュー(同じ犬舎出身の犬と公園で遊ぶ会)は

さながら人間の公園デビューのようであり

二人そろって「なんか不思議な世界だったよね?」

という感想。

おやつ交換や、犬名刺もらったり。

これってママサークルでよくあるやつよね、と思った私は意地悪だろうか。

 

犬を飼い始めて、ペット業界の商売逞しさにうんざりしつつ

(ペット用品の値段をみるとびっくりするものばかり)

これは子どもでもそうなんだろうなぁ・・・

と思うことが多い。

 

子どもがいない夫婦がペットを迎えるというのは

まさしく「疑似子ども」になるからなんだなぁと

あらためて感じる。

 

どんな食事をさせるか、おやつは何をあげるか、

習い事(犬の幼稚園とか訓練とか)はどうするとか

服は着せるのか、

保険は入るか、

おもちゃは何を与えるのか、

ドッグランは行くのか?

 

長い付き合いの夫とは、それなりに価値観が合うと思っている。

細かなところは違うだろうけど、「これはナシ」というところは

一致することが多い。

そのおかげで、時々イラッとしつつも(笑)

楽しい2人と1匹生活を送れていると思う。

 

ちなみに我が家、犬オフ会的なものは楽しいより疲れるほうが大きいので

毎回参加は厳しいなという感じで一致した。

案外よその犬たち(我が家の犬より年上)は躾が行き届いている子

ばかりではないと気付き始めた。

家の犬もまだまだなのだけど、一応トレーナーさんに見てもらいながら

基本的な躾を続けているのと、元来の性格なのか

問題行動はそれほど多くはない模様。

 

あまり箱入り息子になるのも心配のような気がするけど

人間と違って、独り立ちするわけでもないんだよなーと思うと、

来客にビビらず愛想よく過ごせて

散歩道ですれ違う犬に吠えない犬であるというのは

十分家庭犬としてはいいんだろうなと思っている(やっぱり親ばか)。