選ばなかった方の人生

全然ヒットしなかった映画でも、妙に自分にハマるものってある。

「すーちゃんまいちゃんさわこさん」はまさに私にとってそんな作品。

 

いくつかのシーンやセリフを時折思い出してしまうのだけど

まいちゃん(真木よう子)の

「選ばなかった方の人生も、ありだったんじゃないかって思う」

が今日久しぶりによみがえる。

 

新聞に載ってた子殺しの記事。

digital.asahi.com

 

もちろん痛ましいとか悲しいとか、思うところはあるけど

自分にとっての「選ばなかった方の人生」に思えてゾッとした。

ああ、病気療養中焦ってもしくは一時の油断で子ども産んでいたら

この記事は私だったんだな、と。

 

まだ子どものいない人生に納得していない部分はある。

なんで2回も流産したんだろうとか、

原因探るにももう若くないし意味ないと諦めた。

そしてそれと同時に「病気療養中でも出産していたら…」

と思う事もあった。

でも、きっと、そうじゃないんだとこの記事でハッキリした。

自分が死ぬ事しか考えてなかったあの時に出産しなかったのは

今振りかえって考えてもやはり正しかったのだと。 

 

先日夫が夕飯食べながら

「君の作るご飯はおいしいね。あの時(病気)にはこんな日が来ると想像してなかった」みたいなことを話したのだけど、その言葉が 当時側にいる家族の大変さを表しているように思う。

子どもは結局いない。二人の人生。

でもこうして元気に食事して旅行も出来て、

朝が来るのが怖くないのはただただ幸せだなと。   

 

ただそれだけ。

マイル失効しちゃうから旅行しよう

夫がANAマイル貯めていて、貯めるばかりで使うチャンスがないまま

ずるずる来ていて、とうとう年末だかに失効してしまう

となったため博多食い倒れ旅に行ってきた。

本当はマイルで海外に行きたいとかそれなりに考えはあったのだけど、

夏に妊娠→残念な結果となったり

ほぼ同時期に夫の転職があったり(今は新しい会社)

で、海外に行くのは日程的に微妙になってきたため

国内で効率よく楽しめるところに行こうとなって検討した結果の博多。

 

ちょうど11月の3連休、日本シリーズソフトバンク盛り上がり中の博多。

結果として、滞在中に優勝となりえらい盛り上がる中、

粛々とガイドブックに載ってるグルメポイントを攻め

お腹いっぱいで帰ってきた。

いやぁ、おいしかった。

すっかりお酒飲まなくなった私は、最初のビール1杯で十分。

若いころは何軒もはしごして飲み明かしたはずなのに

加齢は恐ろしい(笑)。

でもしっかり食べるのは忘れない。

 

そんな博多旅。

ガイドブックや友人(九州在住)の勧めもあり糸島も観光してきた。

レンタカーがあると便利ということで、レンタカー借りて

最近ペーパードライバー脱出した私も運転してみた。

自分ちの車(SUVのAT)以外を運転するなんて、

免許取りたてで実家の車(MT軽)を運転して以来。

それって20年以上前か。坂道発進のトラウマしかないのだけど。

 

そんな私でもレンタカー(トヨタ・アクア)はちょっと楽しかった。

車幅はコンパクトだし、バックモニターは超親切だし。

へー、ショッピングセンターとかでよく見るアクアってこんななんだぁ、と。

ただ、夫は運転している間ずっと「うちのSUVのほうが全然いいなぁ」

と言ってた。そりゃそうだ、値段ちがうもんね。

でも燃費良くて半日運転してもガソリンほとんど減らなくてびっくり。

もし私が田舎の一人1台車必須な所(実家とかそんな感じ)に引っ越したら

こういう車とかいいなーなんて。

いやいや、アクアだってそれなりにお値段するはずだから、

中古の軽自動車とかが現実かもしれないけど。

 

博多旅行の思い出はそんなわけで、食べ物がおいしかった

(鯖、イカ、もつ鍋、一口餃子、屋台、うどん、ラーメン、蕎麦・・・)

のと、トヨタのアクアは燃費よくて小回り効いて運転しやすかった

というヘンテコなものでした。

蕎麦はここ。建物も素敵で美味しかった。

tabelog.com

 

次は高千穂とか別府とかへ行ってみたいなぁ

見たくないんだから見ない

秋ドラマが始まった。

TBS「コウノドリ」シーズン2ですってよ。

キャストが好きなのでちょっと(精神的に)無理して

第1話を録画視聴したものの、

おもったよりも精神的にキツかった。

ああ、世の中的には「大変だけど、出産は幸せ」なんだなあと。

産後の不安もあるけど、時間をかけて受け入れられる現実と幸せ。

ってな感じの話で、子どもを持つ人達の感動を再認識できるドラマで。

 

いいんじゃない、とつとめて考えようとする。

私に子どもがいない理由と他の女性に子どもがいる理由は

1点の交わりもない。

そう理解していても苦しくなる。

「そうだ、見なけりゃいいじゃん。」

そうおもえるまで何日かかったことか。

今日の放送(第2話)から見ないことに決めた。

決めたらとても気持ちが楽になった。

 

誰かの出産感動話で勝手に傷ついていた自分。

そもそも傷つく必要ないと分かっていてもまだその辺の切り替えに慣れてない。

いつか「へー、すごい」とか単純な反応が出来る日がくるのをじっと待とう。

 

ちなみにこのドラマ、シーズン1の途中で1度目の流産、

今回放送前に2度目の流産。

そんな縁も勝手に感じて余計しんどいと勝手に思ってる。

 

こんなつまんないもやもや、誰にも話せないのがしんどいなあ、と。

母にはそもそも2度目の妊娠すら話してないし、

夫は夫で子どもができなかったことだいぶ落ち込んでたし。

やっぱり時間が解決してくれるのを待つしかないんだよね。

音楽って聴くと昔聴いていたころの記憶がよみがえるよね

録画していたEテレの猫メンタリーを見た。

村山由佳さんの回。

 

私はどっちかというと犬派かなと思うし、村山さんのファンでもなく

(多分作品は読んだことない)

それでもなんとなく番組のテイストが好きでみたのだけど

彼女の姿かたちをみてふと山本文緒さんを思い出した

(ちょっとふっくらしてたので)。

年齢も有名になった時期も近いような気がする。

そして文緒さんも猫好きだったよな(えと、誤解されるといけないけど彼女は存命)

女性作家って皆なんか苦労してるなぁとか、

でも作家は時には苦労が何倍にも稼ぎ(作品)につながるというけど・・・とか

TVを目では追いつつもほとんど内容は頭に入らず

同世代作家に鷺沢萠は入るんだろうか?とか

鷺沢さんは永遠の35歳か、私は随分彼女の年齢超えちゃったんだよなとか

そんなことばかりぐるぐると。

 

そんなきっかけから、昔自分が病気していたころよく聞いていたアーティスト

川村結花)を久しぶりにググってみた。

 

アルバム発売予定ですって。

ameblo.jp

spotifyで結花さんをすごく久しぶりに聞く。

10年と少し前、泣きながら聞いた曲たち。

泣いていたあの頃、永遠に笑える日が来ないと思っていたんだよな。

彼女の曲は札幌の乾燥した空気と、雪を思い出す。

すっかり元気になった今、結花さんの新しいアルバムが出るらしいというのは

結構うれしい。

新しいアルバムに紐づく記憶は札幌ではなくて今の地域の記憶で、

ちょっと穏やかな今の日々の記憶になるんだろうか?

そんなことにわくわくしている。

ニュースになるのは見栄えのいい被害者が出たときだけ

過労死問題が新聞やテレビで取りあげられる回数が激増したのは、

電通の高橋まつりさんの過労死問題からで、

あの被害者が無名の大学出身だったり、

地味な女性だったり、

ましてやパッとしない男性だったなら

あんなに取り上げられなかったよなあと思っていて。

 

あれから時間は経って今日の新聞ではnhk記者過労死問題

headlines.yahoo.co.jp

が大きく取り上げられていて。

やっぱり若くキレイな女性。

はあー、と息を吐いた。

 

きっと暫くは同情やら共感やら、同世代だけではなく上の世代も

一斉に会社を叩くんだろう。

嫌になる。

 

体育会系ムキムキ男子も、地味で友達多くない女子も、

辛いと思って生きてるひとは沢山いるだろうし

そんでもって亡くなってしまう(突然の病気や自殺等)ことはあるのに、

一点の曇りのない限られた人だけが被害者のようにもてはやされるのは

苦しいなあ。

 

そんなことを考えていて、先日見たbsのドキュメンタリー

www6.nhk.or.jp

を思い出した。

アフリカから地中海を渡って来る難民の話だったのだけど、

ボートにのっているのがほぼ若くて体力有りそうな(20-40代)男性で

物凄い違和感を持ったんだった。

なんで女性はこんなに少ないのか、子どもはほんの僅かなのか、

高齢と言わなくとも中年のどこにでもいそうな人はいないのか

とかそんなことばかり見ながら思ってた。

(多分渡航するには手配師にお金渡す必要あるとか

限りあるお金で一族渡るには男性優先とかあるんだろう)

 

地中海を渡って来る難民問題は日本でもニュースになったけど

あの報道きっかけも分かりやすい被害者

(3才位の男の子の遺体が浜辺に打ち上げられていた)ありき

だったんだ。

中年のおばさんではニュースにならなかったと思ってる。

メディアってズルいし、そういう記事を無意識にでも選んでいる読者も

(そこには自分も含まれる)ズルいなあと。

 

 そんな暗いことを思いながら、今日のノーベル文学賞受賞の

 選考委員会コメント

カズオ・イシグロ氏の力強い感情の小説は、私たちが世界とつながっているという幻想に隠されている闇を明らかにした」

がなんかよくてちょっと涙がでた。

 

もういい加減、村上春樹ノーベル賞期待するのはやめたほうがいいよね?

一応何冊か読んでるけど、全然良さが分からない人間なもんでね。

すまん。

 

最近みた映画たち(~9/28)

・イレブンミニッツ

・怒り

・ハイ・ライズ

・ミュージアム

 

イレブンミニッツは昔の「ショートカッツ」とかを彷彿とさせる。

映像はなんやらカッコいいような、でもざわざわした感じ(質感)とか

伏線大量ばらまきの割に回収されないのが余韻のようなリアリティというか。

で、見終わった感想としてはあまりない(笑)という

アートな感じ。

何事も、メッセージや答えがあるとは思うなよ!と言われたような気分。

 

怒り

最近の邦画でもキャストが豪華だなと思っていたものの一つ。

渡辺謙宮崎あおい広瀬すず妻夫木聡綾野剛・・・

3つの話で構成されるんだけど、宮崎・渡辺パートは無くてもいいなあなんて。

ほかの2つが重い内容である分、バランスが取れない感が強い。

宮崎あおいは嫌いじゃないけど、演技の幅を広げたいとかあってのあの役なんだろうけど、いろいろ無理ある感じで余計ダメだったようにも。

良かったのは広瀬すず。ただし、彼女の設定(年齢とか旅行者なのか住民なのか、昔から住んでいるのか最近引っ越してきたのかとか)が説明されないまま進むので

勝手な思い込みで(高校生、旅行者)とか思ってみてしまうと

途中でなんか話がかみ合わなくなって、あれれとなる。

映画であまり説明するとダサくなるのは分かるけど、何かしら説明あるといいなと。

 

ハイ・ライズ

悪夢系SFとでもいうか。

都会のタワマンでの悪夢。

途中まで頑張ってみたものの、最後15分くらいを残してギブアップ。

 

ミュージアム

ネットの映画評でタイトルを見た記憶があり視聴。

その記事では「超怖いが本当に怖いシーンは直接映らないのでそれがまたすごい」

みたいな記事で。

(ストーリー自体は読んだのかどうか覚えてない)

予想通り怖くてグロテスクで(でも確かに直接の暴力シーンはほとんど映らない)

免疫薄い人は夜トイレいけなくなりそうな感じ。

そんな中、主役小栗旬に愛想をつかす嫁役の尾野真千子に、

40代主婦(私)の突っ込みは「仕事中毒でも浮気もせずギャンブルもしない小栗旬だったら許そうよ」

というばかばかしいもの(笑)。

たまたま隣で一緒に観ていた夫は大笑い。

たいていの辛いことは「小栗旬だもの」でスルーできそう。

最後まで怖くて、どきどきして、でもよく考えたらただただ小栗旬がカッコいいだけの映画だったようにも思う(Mozuの西島君みたいな感じ)。

最近みた映画やドラマ(〜9/7)

・二重生活

・湯を沸かすほどの熱い愛

リプレイスメント~全てを奪う女~

・何者

マイケルムーアの世界侵略のススメ

・SCOOP

・エベレスト

 

なんか、どの作品も予想通りな結末でちょっと残念。

もう若い頃味わったドキドキや驚きは味わえないのか?

と寂しくなる。

大学生の頃、レンタルしたビデオでみた「ユージュアルサスペクツ」

あれが一番ビックリだったよなあ。

 

個別のメモとして。

・二重生活→院生門脇麦の屈折加減とセレブ長谷川博己、真面目なリリー・フランキーはキャスティング良なのだけど、どれもエピソードが振りきれてない。あの程度なら深夜のドキュメンタリー番組の方がドラマティックな話出てくるよなあ。

 

・湯を沸かすほどの〜 →伏線が沢山張られるのだけどそれが不自然なので見てると「これはきっと伏線だろう」とわかってしまう。結果としてそんなに驚きの展開にならない。

 

リプレイスメント →ホラーでもサスペンスでもなく、思い込みと神経過敏とホルモンバランスが引き起こしたトラブル話。

 

・何者 →桐島が部活辞めた話と系統はイッショ。「あるある」の嵐なのだけど改めて映画で見ても「あるある」から何かにレベルアップする事はない。

 

〜とりあえずここまで。残りのメモは後日追加予定〜