誰かに止めてもらいたいという気持ち
Yahooニュースのこの記事を読んで、
自分が精神的に参っていた時期のことを思い出した。
私は摂食障害ではなかったけど、
(それでも異常な食欲と、その後の言いようもない罪悪感は経験済み。ただし、これらの原因は別の精神科処方薬の副作用からくる食欲増進も大きかったのかもしれないし、やはり精神的絶不調による脳神経たちが極端に誤動作を繰り返していた可能性やら、やっぱりそれでもストレスなのかもしれない、とか今でもよくわからない)
病気仲間でそういう症状を併発している人とも出会っている。
私の悩みや問題とはまた別の世界で苦しんでいるんだなぁと
思った記憶は今でも残ってる。
今ではTVやネットの記事で随分摂食障害についてオープンにする経験者が
もちろん、現在も症状を抱えている本人やその家族からみると
「そんな簡単な話じゃない」と腹立たしい記事や取り上げ方もあるだろう。
それでもわかってないひとが一般的にはまだ多いだろうし
「わがまま」「頭おかしい」「ぜいたく」・・・
等批判する大人(特に年配の人に多いイメージ)に悲しく思って
「自分も同じ障害を抱えて苦しい」だなんて告白できないよと思ってるかもしれない。
この記事読んで、「(逮捕された陸上選手が)もう隠さなくていい」と言うシーンが
本当に苦しんでいる当事者の気持ちを表しているなぁと。
その話から自分の過去を思い出す。
精神科へ通院していてどうにも快方せず、どんどん悲惨
「もうこのまま緩やかに死ぬ(何十回目かの自傷失敗で?)未来しかない」
と絶望していたとき、医師から「入院しましょう」と言われた時のこと。
一気に事態が転回する予感と安心。
(入院しただけでは好転しないのは入院してみると分かるのだけど 笑)
「ああ、もう監視されるし、自傷はできないから、薬の過量服薬できないから、
間違って死んでしまう心配ないんだ」
とほっとしたのを思い出す。
誰に強制されたわけでもなく、自分の意思でやってる(自傷や過量服薬)ことなのに自分でコントロールできないという怖さは、普通に健康に生活している人には想像が難しいだろう。
でも、(ちょっと考えたらわかるんだけど)
入院しただけですべてがうまく復活するほど人生は単純ではなくて、
いろいろ格闘と諦めと妥協と根気で今の元気な中年女性の私があるのだけど
今摂食障害で苦しんでいる人、なんとかきっかけがつかめるといいなぁと
そんなことをこの記事を読んで思う。