読書
図書館から借りてきた本。
石井光太の本は、映画化された「遺体」に次いで2作目。
内容は、ワイドショーでも取り上げられた虐待死事件3つについて。
実は読んでいくとわかるのだけど、
「親がどんなダメな人間だったか」ではなく、
「そのまた親(亡くなった子からみると祖父母)から既に問題大」
という負の連鎖問題についての話になっている。
なんとなく予想される話だったものの、
かなりハードな話。
あとがきにある渋谷の風俗嬢の話も
一時ワイドショーにぎわったなあと思い出してググったら
石井さんの雑誌連載記事を見つけた。
本を読みながらtvつけたらtbsで
「子どもの頃生き別れた母と再会したい女性」の番組をやってて
定番の涙の再会。
母には無限の愛があると信じる日本人(全国の視聴者)に
気分悪くなる。
親に向かない人間もいると認める方が
ずっと誠実と思う私は何処まで行っても
「子どもいないからわからないのよ」と切り捨てられるんだろうな。