最近みた映画たち(~9/28)

・イレブンミニッツ

・怒り

・ハイ・ライズ

・ミュージアム

 

イレブンミニッツは昔の「ショートカッツ」とかを彷彿とさせる。

映像はなんやらカッコいいような、でもざわざわした感じ(質感)とか

伏線大量ばらまきの割に回収されないのが余韻のようなリアリティというか。

で、見終わった感想としてはあまりない(笑)という

アートな感じ。

何事も、メッセージや答えがあるとは思うなよ!と言われたような気分。

 

怒り

最近の邦画でもキャストが豪華だなと思っていたものの一つ。

渡辺謙宮崎あおい広瀬すず妻夫木聡綾野剛・・・

3つの話で構成されるんだけど、宮崎・渡辺パートは無くてもいいなあなんて。

ほかの2つが重い内容である分、バランスが取れない感が強い。

宮崎あおいは嫌いじゃないけど、演技の幅を広げたいとかあってのあの役なんだろうけど、いろいろ無理ある感じで余計ダメだったようにも。

良かったのは広瀬すず。ただし、彼女の設定(年齢とか旅行者なのか住民なのか、昔から住んでいるのか最近引っ越してきたのかとか)が説明されないまま進むので

勝手な思い込みで(高校生、旅行者)とか思ってみてしまうと

途中でなんか話がかみ合わなくなって、あれれとなる。

映画であまり説明するとダサくなるのは分かるけど、何かしら説明あるといいなと。

 

ハイ・ライズ

悪夢系SFとでもいうか。

都会のタワマンでの悪夢。

途中まで頑張ってみたものの、最後15分くらいを残してギブアップ。

 

ミュージアム

ネットの映画評でタイトルを見た記憶があり視聴。

その記事では「超怖いが本当に怖いシーンは直接映らないのでそれがまたすごい」

みたいな記事で。

(ストーリー自体は読んだのかどうか覚えてない)

予想通り怖くてグロテスクで(でも確かに直接の暴力シーンはほとんど映らない)

免疫薄い人は夜トイレいけなくなりそうな感じ。

そんな中、主役小栗旬に愛想をつかす嫁役の尾野真千子に、

40代主婦(私)の突っ込みは「仕事中毒でも浮気もせずギャンブルもしない小栗旬だったら許そうよ」

というばかばかしいもの(笑)。

たまたま隣で一緒に観ていた夫は大笑い。

たいていの辛いことは「小栗旬だもの」でスルーできそう。

最後まで怖くて、どきどきして、でもよく考えたらただただ小栗旬がカッコいいだけの映画だったようにも思う(Mozuの西島君みたいな感じ)。

最近みた映画やドラマ(〜9/7)

・二重生活

・湯を沸かすほどの熱い愛

リプレイスメント~全てを奪う女~

・何者

マイケルムーアの世界侵略のススメ

・SCOOP

・エベレスト

 

なんか、どの作品も予想通りな結末でちょっと残念。

もう若い頃味わったドキドキや驚きは味わえないのか?

と寂しくなる。

大学生の頃、レンタルしたビデオでみた「ユージュアルサスペクツ」

あれが一番ビックリだったよなあ。

 

個別のメモとして。

・二重生活→院生門脇麦の屈折加減とセレブ長谷川博己、真面目なリリー・フランキーはキャスティング良なのだけど、どれもエピソードが振りきれてない。あの程度なら深夜のドキュメンタリー番組の方がドラマティックな話出てくるよなあ。

 

・湯を沸かすほどの〜 →伏線が沢山張られるのだけどそれが不自然なので見てると「これはきっと伏線だろう」とわかってしまう。結果としてそんなに驚きの展開にならない。

 

リプレイスメント →ホラーでもサスペンスでもなく、思い込みと神経過敏とホルモンバランスが引き起こしたトラブル話。

 

・何者 →桐島が部活辞めた話と系統はイッショ。「あるある」の嵐なのだけど改めて映画で見ても「あるある」から何かにレベルアップする事はない。

 

〜とりあえずここまで。残りのメモは後日追加予定〜

 

 

 

誰かに止めてもらいたいという気持ち

Yahooニュースのこの記事を読んで、

自分が精神的に参っていた時期のことを思い出した。

news.yahoo.co.jp

 

 

私は摂食障害ではなかったけど、

(それでも異常な食欲と、その後の言いようもない罪悪感は経験済み。ただし、これらの原因は別の精神科処方薬の副作用からくる食欲増進も大きかったのかもしれないし、やはり精神的絶不調による脳神経たちが極端に誤動作を繰り返していた可能性やら、やっぱりそれでもストレスなのかもしれない、とか今でもよくわからない)

病気仲間でそういう症状を併発している人とも出会っている。

私の悩みや問題とはまた別の世界で苦しんでいるんだなぁと

思った記憶は今でも残ってる。

 

今ではTVやネットの記事で随分摂食障害についてオープンにする経験者が

増えてきたなと思う(小島慶子さんとか鈴木明子さんとか)。

もちろん、現在も症状を抱えている本人やその家族からみると

「そんな簡単な話じゃない」と腹立たしい記事や取り上げ方もあるだろう。

それでもわかってないひとが一般的にはまだ多いだろうし

「わがまま」「頭おかしい」「ぜいたく」・・・

等批判する大人(特に年配の人に多いイメージ)に悲しく思って

「自分も同じ障害を抱えて苦しい」だなんて告白できないよと思ってるかもしれない。

 

この記事読んで、「(逮捕された陸上選手が)もう隠さなくていい」と言うシーンが

本当に苦しんでいる当事者の気持ちを表しているなぁと。

その話から自分の過去を思い出す。

精神科へ通院していてどうにも快方せず、どんどん悲惨

(薬でのコントロールがうまくいかず自傷出現)になってきて

「もうこのまま緩やかに死ぬ(何十回目かの自傷失敗で?)未来しかない」

と絶望していたとき、医師から「入院しましょう」と言われた時のこと。

一気に事態が転回する予感と安心。

(入院しただけでは好転しないのは入院してみると分かるのだけど 笑)

「ああ、もう監視されるし、自傷はできないから、薬の過量服薬できないから、

間違って死んでしまう心配ないんだ」

とほっとしたのを思い出す。

誰に強制されたわけでもなく、自分の意思でやってる(自傷や過量服薬)ことなのに自分でコントロールできないという怖さは、普通に健康に生活している人には想像が難しいだろう。

 

でも、(ちょっと考えたらわかるんだけど)

入院しただけですべてがうまく復活するほど人生は単純ではなくて、

いろいろ格闘と諦めと妥協と根気で今の元気な中年女性の私があるのだけど

摂食障害で苦しんでいる人、なんとかきっかけがつかめるといいなぁと

そんなことをこの記事を読んで思う。

最近みた映画たち(~8/21)

・葛城事件

・淵に立つ

・日本で一番悪い奴ら

 

ほかにもたぶん結構みた(CATVにて)だろうけど

メモってなくて思い出せず。

 

 

どの作品も、映画レビュー(各種メディア)ではそれなりに評価されている作品で

「淵に立つ」はカンヌで「ある視点」部門審査員賞などとってる。

「淵に立つ」は、あらすじを全く見ずに映画を見始めて、

あまりのかったるさに開始30分くらいで停止ボタンを押してしまった。

(録画してからゆっくり見る派)

たまたま夏休みで一緒に観ていた夫はそこでようやくあらすじサイトをチェックし始め

後半の嫌な展開を予習したために「僕はこの先見ない。君だけみたらいいよ」

といったという作品。

 

え?なんのことを言ってるのかさっぱり分からない?

(これは映画レビューではないし)

うん、そうね。

 

つまり「賞は取った作品だけど見ていて気分良くない作品だし、見る意味は人それぞれだけど、40代男性には感じられなかった(個人の感想)」という作品。

 

そうはいうものの、私(40代女性)は怖いもの見たさで夫不在時に続きをみた。

うーん、この映画をみる意味はあるのかないのか。

そういう話なんだろうか、とか、そもそもじゃあ映画って何のために観るのよとか

ハッピーな話だけ見てればいいというのもどうなのよ、とか、

でも救いあるのかい?とか

まあほんの少しの時間考えたけど、それより見終わった感想としては

自分の両親みてるみたいだったなぁと。

実家に帰省して「やっぱり私は実家でて正解」と毎回思うあの感じに似ている。

 

ちなみに両親は殺人事件に絡んだり(父)浮気したり(母)したという意味ではなくて、ちゃんと現実に向き合えないというか、いい大人な私(娘)からみると

随分子どもっぽい。

 

映画でいうところの

父が殺人事件に関与したと告白するタイミングでなぜか

足の爪を切りながら明後日の方向みてるとか

父友人に言い寄られて、はっきり態度を示せない(キスしちゃう)母とか

そんな母を勝手に「体の関係あったんだろう」と疑う父も

その質問にきっぱりと「違う」と言えずにいる母のことがなんとなく重なる。

 

生きてると、言葉がすべてではないのは分かる。

態度で示すだけでは足りないのもわかる。

でも、やっぱりちゃんと「言葉と態度で伝える」というのは

生きていく上では大事だとおもうんだよな。

あの映画をみて

「ああ、私の両親のダメな部分だけ強調したらこんなだわ」

と思ったわけで。

 

そういう意味では、現在の朝ドラ「ひよっこ」はちゃんと言葉と態度で示すあたり

さすがNHK(笑)。

そんな「ひよっこ」で先日じーんとしたセリフは

「親からなにかしてもらうことを期待しているのは子どもの証拠。

自分から親のことを考えて動く、親を許すそれが大人」

ってやつね。

うんうん頷きながら見る私。

そしてちょっと自分を振り返ってそういえばもう随分「親に何かしてもらう」

という期待とは縁ないなぁっていうことに気づく。

いやいや、朝ドラセリフからして

「40過ぎた人間が何甘ったれたこと考えてんだよ」と自分に突っ込んでみるものの

あまりちゃんとは「許せてない」のはまだ子どもなんだろうなぁ。

ただ、自分の腹の中では「ろくでもない人だよな」と悪態ついても

口に出さないようにしている(つもり)のはそれなりに頑張ってるつもり。

いろいろ終了

流産手術後の検診も無事終了した。

これで晴れて産婦人科と密な日々とはオサラバなんだなぁ

と感慨に浸る間もなく、お盆休みに突入したので

なんだか妊娠したという事実すら「夢だった?」

と誤解してしまいそうなほど普通の生活に戻ってしまった。

 

術後の出血や腹痛、胸の張りは

かろうじて私に「一瞬妊婦だったんだ」と分からせてくれたけど

2週間程度で普通の体に戻ったようで

(前回流産した時に乳汁が出てマジで泣きそうだったので胸については意識して無関心を貫いたのだけど)

あと何年かして振り返ったら、今回の妊娠について覚えてることあまりないよなぁなんて逆に淋しく思ったりもしている。

 

が。

前回流産の時もそういえばあったのだけど、産後(産んでないが 笑)の抜け毛っぽい感じが始まった。

毎年、秋ごろには多少抜け毛が多い季節だけど、ちょっと早いなぁと思っていたら

そうか、そういうことか。

ホルモン関係で抜けるんだった。

先日久しぶりに美容院へカットへ行った時も、シャンプー後のタオルドライで

いつもは替えないタイミングでタオルを交換された。

美容師さんはさすがプロ、そっと対応して余計な地雷には近寄らない。

多分沢山髪抜けてくっついちゃったんだろうなぁ。

経験というのは時としてありがたいもので、前回ビビった抜け毛(はげるのでは?)

もドンと構えられる。

しばらくしたら一斉に短い毛がつんつんしてくるから大丈夫。

 

 

めそめそしてても人生は何も変わらないので、せっせと車の運転練習。

8月に入って、契約している駐車場を変えたので、また車の駐車練習しないと。

以前の駐車場より自宅に近くて夜でも街灯がある駐車場に移れたのでラッキーなのだけど、お隣の車が大きめなので慎重にバックする必要があってドキドキする。

だんだんスムーズに入れられるようになってきた(ように思ってる)ので、結構ウレシイ。

あとはコーギーの子犬を迎える(秋か冬には産まれそう)のを待つばかり。

妊活終了まであと少し

上野でパンダが生まれたころ、私の不妊治療最終周期の結果がでた。

妊娠判定陽性。

ほんの少しの喜びと、圧倒的な不安。

過去に流産した時の、直前までの順調さと

一気に突き落とされる絶望感を思い出して、自分を守るためにも

喜ばないようにと、そればかり考えての日々。

それでも順調にいくときはいくわけで。

 

途中まで、前回以上によかった。

そして、やっぱりというか、今度もまた流産の診断がでた。

2回目ということで「胎児の染色体検査」をするかどうか

不育の可能性を考えるかどうか

など前回とはまた違った話が出る。

 

夫は調べてほしいみたいだった。

そうだろうな。うやむやにして後悔するのはしんどいよな。

でも、年齢的にもう次の妊娠はないし(治療はもうやめる話はしてある)

だったら、私に不育体質があったとしても、

夫婦どちらかに染色体転座があったとしても

分かったところで意味あるんだろうか・・・と思ってしまった。

 

あと5歳若かったら、意味あるかなと思うんだけど。

そんな言い訳、今まで生きてきて自分に使うことなかったよなぁ、

それはそれで、私の人生って幸せだったんだろうな、とか

ちょっとずれたところに気づいて、へー、と思ってる。

 

そして結局、私のわがままを通して胎児検査はしないことに。

近々手術を受けるので

術後の診察等まで終われば私の妊活はすべて終了。

いい経験だったとか、辛かったとか、かかったお金を計算するのが怖いとか

思う所は多々あるけど、

努力で手に入らないものがこの世にはあるということを

身をもって感じる経験だったなと今は思ってる。

 

そういうこともあり

「努力でなんとかなることはちゃんと頑張る」

というのが今の自分のモットー

だから車の運転練習がんばってる(笑)。

涙がこぼれるポイントは人それぞれ

今朝の朝ドラ「ひよっこ」みて夫が泣いていた。

 

最近はBSの7時半からの放送を見ながら朝食

というのが我が家のスタイル。

ただ、朝食の用意をしつつ、お弁当を詰めて

(ここまでパジャマスタイル)

着替えて洗顔して、朝の体重測定をしてから私は朝食にしているので

若干BSの朝ドラを見逃してしまったり

ちゃんと見られない日もあるので

私は8時からの放送でちゃんと見るようにしている。

つまり、夫は朝に2度も見ているのだけど、はまってるので

2度みるのも楽しいらしい。

 

で、今朝の話。

7時半放送で泣く夫。

彼曰く「すごくいい。きみも8時の回では泣くよ」

あさイチ有働さんも泣くに違いない」

 

だがしかし、私はそんなに泣くほどの感じでもなかった。

ちなみにあさイチ有働さんも泣いてはいなかった。

(これはゲストのひふみんが横にいたためかもしれないが)

 

で、ふと思ったわけだが

夫と私はもうかれこれ20年以上連れ添って(結婚する前からのという意味で)

お互い親兄弟よりも長くともに過ごしている仲で

たいていの話はツーカーでできて

価値観も近いことも多くて(それでも違うものはあるけど)

そんな二人でも、泣くポイントって微妙に違うんだよなぁなんて。

 

最近はあまり映画やTVで泣いてないかもなぁ・・・

一番近い所だと「夏目漱石の妻」だったような(十分最近か?)。

一話目の後半、尾野真千子が精神的に参る感じが自分と重なって

何とも言えない気持ちになったのを思い出す。

そんなことから芋蔓式にいろいろ思いだす。

 

あれ放送していたのはちょうど夫が出張中で

一人で留守番していたんだったよなとか、

出張先(海外)でNHKをみてた夫が同じドラマをたまたま見てたらしく

放送後にあれこれ話して盛り上がった(LINEで通話)なぁとか。

出張から戻っても、また泣いちゃう話になるんじゃないかと考えたら

どこか恥ずかしくて一緒に観る前に一度一人で見たこともあったよなとか。

 

本で泣いたのは直近だと「ちんぽ本」だけど

red-chair.hatenablog.comその前もふと思いつくのは大野更紗さんの「1984フクシマに生まれて」とか。

www.amazon.co.jp

 

こうして並べてみると、私の泣きポイントは

・田舎からでてきた優等生女子

なんだろうか。

まあそうだろう、自分がそういう感じだしね。

だから朝ドラ「ひよっこ」でも青森からでてきた豊子が

憎たらしい所も含めてかわいいと思ってしまう。

 

そして自分と重なるという意味で、

10代のころではないにせよ、だいぶ前

精神的に最悪な状態を経験していた自分を思い出す話がこちら。

www.huffingtonpost.jp

びっくりするくらい、涙がでて。

私には傷は残っていないけど、やはり自分を傷つけた経験がある。

嵐のさなかにいるときは「残る傷がないのは不本意」とどこかで思っていた。

そんな私を心配していた家族はどんな思いだったんだろうとか

でも今こうして元気になってよかったとか、

いろんな思いがわーっとでてくる。

 

ちなみにメンタルネタ以外だとこれだな。

後半の「きみは十分幸せではないか。足るを知りなさい。」で涙腺崩壊。

www.huffingtonpost.jp

 

最近ネットみてるとおむつのCMが炎上とか

ママ友で悩む話とか。

そんな記事をみながら私は

「いいじゃん、育てる子どもがいるだけ」

なんて、毒づく。

さすがに嫌なやつだと自覚しているので、夫にも誰にも言わない(笑)。

え?こうやってここで書いてるじゃんって・・・。

まあ、小さい人間なので、すみません。